COLUMN

2012.01.13

坂井が斬る!

坂井が斬る!No.26

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「坂井が斬る!」No.26

フリーブレイズvsアイスバックス

強いブレイズが帰ってきた。
12月の東京・日韓シリーズ、札幌クリスマスシリーズを4連敗で終え、今シーズンは終わったかに見えたが、地元、八戸ですばらしい運動量でバックスを上回り、連勝でプレーオフへの期待をつなぐ事が出来た。

1試合目は運動量で圧倒するブレイズが終始優位に試合を展開し、連敗中は取れなかった得点がタイミングよく決まり終わってみれば4−0で完勝した。

バックスの元気のなさが気になったが、内容的にはブレイズの運動量が最後までバックスを上回り付け入る隙を与えなかった。バックスGK福藤もいつもの集中力を感じる事が出来ず、オフェンス陣が試合を取り戻す事が出来なかった。

2試合目はタイトな試合になる事が予想されたが、両チームGKの集中力がすばらしく、得点チャンスをことごとく潰し、しまった試合内容だった。得点こそ入らなかったが両チーム共にゴールに向かう姿勢が強く、エキサイティングな試合となった。

ペナルティーも少なく、テンポの良い内容だったが、両チーム共に守りの意識が高く、体を張ったプレーでラストパス、ラストシュートを防ぎ状況の打開が見えないまま試合が進行した。

126試合あるアジアリーグの試合でも0−0で60分を終わる事はあまりない。このままGWSになると思われたが、このシリーズはブレイズの勝ちたい情熱が上回っていたようだ。

最後はオーバータイム2分29秒に田中遼が決め試合が決まった。

2試合通してブレイズの運動量が勝利をものにした。バックスは堅い守りからオフェンスチャンスをうかがうが、パワープレーで得点できず、リズムに乗る事が出来なかった。バックスは2試合共に得点がない試合はシーズン初、得点が取れない試合も今回が初。

バックスの運動量の少なさが気になった。プレーオフを考えると状態の悪いときにどう戦うかが課題となる。まだまだ混戦が続きそうな予感がする週末となった。


ハルラvsイーグルス

タイトなゲームをハルラが競り勝ち先勝した。序盤に先制されたイーグルスは終盤に追いつくがすぐに突き放され勝ちきれず終わった。シュート数を見ても後半はイーグルスが試合を支配していたが、試合を決める得点を決める事が出来ず、残念な結果となった。

2試合目はイーグルスの守りが光った。キルプレーも得点を許さず、ファーストラインが試合を決める得点をする事で安定した戦いが出来たようだ。

ハルラは安定した平均点の高いチームだけに勝つチャンスを見つけるのは簡単ではない。両チーム共にプレーオフで優勝を争う可能性の高いチームだけに、試合に勝つだけではなく、先を考えた試合内容が要求される。


さて、両チーム共に戦力が整い総合力の高いチームと言える。しかし、それだけで勝ち抜く事は出来ず、勝つために必要なプレーが出来るかが大きなポイントとなってくる。

イーグルス・ハルラ共にスキルがあり、体力、状況判断も高いレベルの選手が多いが、その反面、勝つためにがむしゃらに向かって行く選手には欠けている。言い方を変えるときれいにプレーし、品よく試合に勝つチームだ。

各チーム、チームカラーがあり、戦力的にもばらつきがあるが、勝ちたい気持ちをどんな形で表すか?これからの戦いは、この辺が見所になる。

きれいなプレーだけでは結果を出せない事がある。
強いチームが期待通りの結果を出す事は予想以上に難しい。これからが正念場だ。

~プロフィール~

sakaiHP2.jpg氏名:坂井 寿如(さかい としゆき)
生年月日:1964.9.3
略 歴:明治大学を経て1987年に国土計画に入団。1年間のカナダ留学ののち、第23回日本アイスホッケーリーグでデビュー。15シーズンに渡りチームの中 心FWとして大活躍、数々の賞を受賞した。世界選手権日本代表15回、長野オリンピック日本代表主将。引退後は日本代表の監督、コーチを務めた。現在はゼ ビオ株式会社に所属し、アイスホッケーの普及・振興活動を展開中。


sakai-san(HP-JPN).jpg日本リーグ通算 424試合 224G 276A 500P
第23回最優秀新人賞・第33回最優秀選手賞・第25/26/27/28/33回ベスト6・第28回最多ポイント賞・第27/28回最多アシスト賞
長野オリンピック日本代表主将・世界選手権代表15回・世界ジュニア代表3回



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